旋盤加工・薄肉旋盤の加工限界！ | ステンレス精密旋盤加工.COM

旋盤加工とは？薄肉旋盤の加工限界！

「ステンレス精密旋盤加工.COM」を運営する中川鉄工株式会社は、NC普通旋盤・NC旋盤をメインにマシニング・3次元測定器など各種設備を取りそろえ、高精度　旋盤加工に対応しています。

当社の製造している製品は、グランドプレート（メカニカルシール）、リテーナー（ガスシール）、スリーブ、ディスク、アダプタ・フランジ、ケース・キャップ・カバー、リングなどの製造を行っており、エネルギー関連や化学・薬品関連向けに対して機械部品の製造を数多く行っています。これら製品というのは、高い精度が求められるため、加工方法にも工夫が必要となります。当社では、その点を抑え、これら製品に対して専用治具の設計を行うことで最適な製造を実現しています。

±0.01mmの薄肉旋盤加工・薄物旋盤加工の加工事例紹介のご紹介！

汎用旋盤加工事例

旋盤加工技術を活かした製品に求められる真円度や肉厚精度

当社の製品は、プラント・エネルギー関連や医薬品・化学薬品製造装置の部品として利用されるものばかりです。これら製品の特長としては、ロットは少ないながらも、付加価値の高い製品であり、求められる精度・品質レベルが非常に高いという点が挙げられます。例えば、当社でこれまでに製造した製品に求められる精度というと、肉厚で±0.01mm、真円度・同芯度で0.01mm台と非常に精度が高いものがあります。旋盤加工品では、真円度・同芯度という項目は求められる場合が多々ありますが、ある加工機を買えばできるという簡単なものでありません。メーカーが提供している一般的なチャッキング方法では歪みが出てしまったり、精度内に収まらず不良となるなど、加工設備に加えて、技術力を持つエンジニアの力が求められます。
その点、当社ではNC旋盤・普通旋盤などの各種設備に加え、加工の実績を活かした工法の開発・ノウハウの体系化を行っているので、お客様のもとめる製品をカタチにすることが可能となっています。

肉厚精度±0.01mm、真円度0.01mmなどの旋盤加工品

真円度・肉厚精度高

真円度高

旋盤加工事例のご紹介！

当社では月に数百点にも及ぶ、旋盤加工品を手掛けており、その中でも選りすぐりの高難易度な旋盤加工品を旋盤加工事例として定期更新しております。その一部をこちらではご紹介いたします。

ステンレス（SUS304-鍛造材-）製ケース

こちらは当社で手掛けた旋盤加工品事例の一つで、加工図面の名称ではステンレス製とされていた製品です。当社が手掛けてきたステンレスの旋盤加工品の中でも比較的大きなサイズの製品であり、φ570mmのサイズとなっています。旋盤加工を行う上でのポイントとしては、写真の裏面から見ると内径にテーパー掘り込みがあり、この製品も削った後は手で持てる重さまで削り込んでいる点が挙げられます。
詳しいスペックは下記をご覧ください。（クリックはこちら）

ステンレス304製薄肉旋盤加工品-リング-

こちらはステンレス精密旋盤加工.COMが加工した、プラント業界向け、ステンレス304薄肉旋盤加工品-リング-です。大きさはφ150×35　外径にバンド溝が3本加工されています。また内径部にも切り欠けが数か所加工されています。本製品の加工におけるポイントとしては、薄肉形状である点と、溝加工、DカットなどのMC加工が必要となる図面指定がある点です。
詳しいスペックは下記をご覧ください。（クリックはこちら）

ハステロイ(アロイC276)旋盤加工品‐グランドプレート‐

こちらは、当社が行ったハステロイ製旋盤加工品で、プラント向けのグランドプレートです。
材質のハステロイ（アロイＣ276）は、ステンレスよりも耐薬性・耐食性が高く、材質的には効果ですが、プラントを初めとする部品交換の利かない用途や、部品の損傷が大事故につながるような場合には、この材質は最適であると言えます。